ホウ ノ シハイ
法の支配

巻次年月次 (200) / 2021.2
ISSN 04392892

 記事

  • 弁護士の活動領域の拡大とその課題 / 中本 和洋 / p.2〜5
  • 座談会 / 佐藤 岩夫;小澤 惠二;片岡 詳子;小林 美和;鈴木 克昌;濱野 亮 / p.6〜38
  • 活動領域の多様化と弁護士懲戒 : 懲戒議決例のコミュニケーション的特性の観察を通じて / 樫村 志郎 / p.39〜52
  • 日本における弁護士倫理の今日的課題 / 石田 京子 / p.53〜64
  • 経済学でみた弁護士報酬の根拠と弁護士費用保険をめぐる評価と課題 / 池田 康弘 / p.65〜74
  • 公設事務所などの活動と地方におけるリーガルサービスへの需要 / 太田 治夫 / p.75〜86
  • 座談会 / ダニエル・H フット;伊藤 ゆみ子;片山 直也;坂井 秀行;末吉 亙;村上 祐亮;渡邉 嗣道 / p.87〜143
  • ドイツ法曹制度から我が国法曹の在り方への示唆 : 特許訴訟を題材に / 竹中 俊子 / p.144〜158
  • ヨーロッパ弁護士の現状と将来 / 須網 隆夫 / p.159〜172
  • アジアにおける弁護士の国際化と国際企業法務の将来 / 平野 温郎 / p.173〜188
  • 民事法判例研究会判例研究 検察官等から鑑定の嘱託を受けた者が当該鑑定に関して作成し若しくは受領した文書等の民訴法220条4号ホ該当性,上記文書につき司法警察職員が所属する地方公共団体を相手方として文書提出命令の申立てをする場合の同条3号後段該当性 最三決令和2年3月24日(民集74巻3号455頁,裁判所時報1745号7,8頁) / 安西 明子 / p.189〜201
  • 民事法判例研究会判例研究 リツイートと氏名表示権の侵害 1 著作権法19条1項の「著作物の公衆への提供若しくは提示」は,同法21条から27条までに規定する権利に係る著作物の利用によることを要するか 2 インターネット上の情報ネットワークにおいてされた他人の著作物である写真の画像の掲載を含む投稿により,上記画像が,著作者名の表示の付された部分が切除された形で上記投稿に係るウェブページの閲覧者の端末に表示された場合に,上記閲覧者が当該表示された画像をクリックすれば,上記著作者名の表示がある元の画像を見ることができるとしても,上記投稿をした者が著作者名を表示したことにはならないとされた事例 3 特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律4条1項に基づく発信者情報の開示請求をする者が,インターネット上の情報ネットワークにおいてされた同人の著作物である写真の画像の掲載を含む投稿により,上記写真に係る氏名表示権を侵害された場合に,上記投稿をした者が,同項の「侵害情報の発信者」に該当し,かつ,同項1号の「侵害情報の流通によって」上記開示請求をする者の権利を侵害したものといえるとされた事例 最三小判令和2年7月21日(民集74巻4号1407頁) / 吉田 和彦 / p.202〜215