ショウワ ブンガク ケンキュウ
昭和文学研究 / 昭和文学研究会

巻次年月次 86() / 2023.3
ISSN 03883884

 記事

  • 夫婦という関係、夫婦とは別の関係 : 河野多恵子『草いきれ』『回転扉』論 / 中村 ともえ / p.2〜15
  • 団地が墓場に変わるとき : 後藤明生と生政治 / 三林 優樹 / p.16〜30
  • 生と死の境い目を弛ませる「祭祀」 : 古井由吉『行隠れ』論 / 石川 巧 / p.31〜45
  • 身体と衣装 : 季刊同人誌『文体』(一九七七 ̄一九八〇)から考える「文体」 / 竹永 知弘 / p.46〜61
  • 〈内向の世代〉のなかの三枝和子 : 敗戦三部作をめぐって / 高山 京子 / p.62〜76
  • 立原道造にみるモダニスム : 抒情性と人工性の接点で / 須田 慎吾 / p.77〜91
  • 三好達治の四行詩における〈写生〉と〈風景〉 : 「主客両観」論を手がかりに / 武久 真士 / p.92〜106
  • えらくなりたい兵士たち : 小島信夫「星」論 / 泉 渓春 / p.107〜121
  • 中上健次「十九歳の地図」論 : 生活・声・女の性器 / 亀有 碧 / p.122〜136
  • 安岡章太郎『流離譚』の歴史記述 : 〈私〉たちに生きられた過去 / 成田 朱凜 / p.137〜151
  • 食い破られた「日常」を生きのびる沖縄の「少年」 : 目取真俊「魚群記」における〈抵抗〉論を再考する / 黒沢 祐人 / p.152〜166
  • 内田百閒 / 山田 桃子 / p.167〜170
  • 吉屋信子 / 木下 響子 / p.171〜174
  • 太宰治 / 野口 尚志 / p.175〜178
  • 石原吉郎 / 田口 麻奈 / p.179〜182
  • 角田光代 / 溝部 優実子 / p.183〜186
  • 私小説研究 / 梅澤 亜由美 / p.187〜190
  • 住井すゑと『橋のない川』 / 後藤田 和 / p.191〜194
  • 『左川ちか全集』を編纂して : 開かれたテキストへ / 島田 龍 / p.195〜198
  • 表現者としての土本典昭 / 遠藤 邦夫 / p.199〜202
  • 渉猟された本の行方 / 山岸 郁子 / p.203〜205
  • 書評 十重田裕一著『横光利一と近代メディア : 震災から占領まで』 / 黒田 大河 / p.206〜208
  • 書評 怪異怪談研究会監修 茂木謙之介、小松史生子、副田賢二、松下浩幸編著『〈怪異〉とナショナリズム』 / 西井 弥生子 / p.209〜211
  • 書評 松本和也著『文学と戦争 : 言説分析から考える昭和一〇年代の文学場』 / 掛野 剛史 / p.212〜214
  • 書評 山根龍一著『架橋する言葉 坂口安吾と時代精神』 / 浅子 逸男 / p.215〜217
  • 書評 野村幸一郎著『東京裁判の思想課題 : アジアへのまなざし』 / 水溜 真由美 / p.218〜220
  • 書評 廣瀬陽一著『中野重治と朝鮮問題 : 連帯の神話を超えて』 / 村田 裕和 / p.221〜223
  • 書評 和田敦彦著『「大東亜」の読書編成 : 思想戦と日本語書物の流通』 / 西村 将洋 / p.224〜226
  • 書評 木村政樹著『革命的知識人の群像 : 近代日本の文芸批評と社会主義』 / 位田 将司 / p.227〜229
  • 書評 中村三春著『接続する文芸学 : 村上春樹・小川洋子・宮崎駿』 / 米村 みゆき / p.230〜232
  • 書評 中川成美・西成彦編著『旅する日本語 : 方法としての外地巡礼』 / 鈴木 暁世 / p.233〜235
  • 書評 高木伸幸著『井上靖の文学 一途で烈しい生の探求』 / 綾目 広治 / p.236〜238
  • 書評 坪井秀人編『戦後日本の傷跡』 / 逆井 聡人 / p.239〜242
  • 書評 木村小夜著『問いかける短篇 翻案・童話・寓話』 / 西田谷 洋 / p.243〜245
  • 書評 後藤隆基編『小劇場演劇とは何か』 / 宮内 淳子 / p.246〜248
  • 書評 小田島本有著『三浦綾子論 その現代的意義』 / 長濵 拓磨 / p.249〜251
  • 書評 山根由美恵著『村上春樹〈物語〉の行方 : サバルタン・イグザイル・トラウマ』 / 柴田 勝二 / p.252〜254