メタデータID |
18138 |
JaLC DOI |
10.14988/re.2017.0000015982 |
タイトル |
M・ブーバーにおける「神の直接統治」の思想的意義 : 『神の王権』における士師記解釈とユートピア社会思想より
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タイトル(ヨミ) |
M・ブーバー ニオケル「カミ ノ チョクセツ トウチ」ノ シソウテキ イギ : 『カミ ノ オウケン』ニオケル シシキ カイシャク ト ユートピア シャカイ シソウ ヨリ
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タイトル(その他) |
Mブーバーにおける神の直接統治の思想的意義 : 神の王権における士師記解釈とユートピア社会思想より
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著者 |
堀川, 敏寛
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著者(ヨミ) |
ホリカワ, トシヒロ
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著者(その他) |
Horikawa, Toshihiro
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所属 |
京都大学非常勤講師
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刊行物名 |
一神教学際研究
Journal of the interdisciplinary study of monotheistic religions : JISMOR
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刊行年月日 |
2011-03-31
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内容記述 |
特集 マルティン・ブーバーの思想とその聖書解釈の可能性 : ドイツとユダヤの間で
神とイスラエル民族は、出エジプトの出来事とシナイ契約によって、「導く神」とそれに「従う民」という関係が築かれるようになった。士師記では、この両者の直接関係を基とし、「緩やかにつながった部族の連合社会」という政治形態が形成される。そこでは、神によってその都度限定的に権力を委託された指導者によるカリスマ統治がなされた。このように人間による限定的委任統治が、「神の直接統治」の実態である。これは士師記という聖書の前王国期を特徴づける重要な視座である。そしてマルティン・ブーバーは、各職業が有機的に連合し、生産と消費のバランスをとる経済形態を現代社会に求める。それは上から統治する機能が縮小され、それぞれの組合や職能連合が自主的に関わり合う連合社会である。ブーバーはそれを、望むべき共同体と考え、ユートピア社会主義のアイデアを参照に実現を目指した。それはまさにヘブライ語聖書における「神権」理解から導き出されたものである。
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主題 |
神権
マルティン・ブーバー
カリスマ統治
ユートピア社会
共同体連合
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日本十進分類法 |
193.23
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本文言語 |
Japanese (日本語)
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カテゴリ |
JISMOR 日本語
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掲載刊行物所蔵情報へのリンク |
https://doors.doshisha.ac.jp/opac/opac_link/bibid/SB10243210/?lang=0 |